レザークラフトの縫い方: 基本から応用まで

query_builder 2024/08/22 レザークラフト
本記事では、レザークラフトの美しい仕上がりを左右する重要な技術の一つである「縫い方」に焦点を当てて解説します。基本的な縫い方から、少し応用的な技術まで、初心者から上級者までが参考にできる内容を提供します。

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レザークラフトの縫い方とは

レザークラフトにおける縫い方について初めに概観します。ここでは基本的な知識から、縫い方の重要性までを簡単に触れます。

レザークラフトの縫いとは

レザークラフトの縫い方とは、レザー素材を使用して作品を縫い合わせる技術のことを指します。レザーはその特性から、素材を切り貼りするだけではなく、縫うことによってより強固な接合が可能となります。縫い方は作品の見た目や強度に大きく影響するため、技術の習得は重要です。

レザークラフトの縫い方では、主に手縫いが一般的に使用されます。この手縫いは、素材を貫通させるために使用されるレザーニードルと糸を用いて行われます。縫い目は、表面に見える箇所や裏側に隠れる箇所など、作品のデザインや機能に合わせて選ばれます。

レザークラフトの縫い方の一つに「平縫い」という基本的な技法があります。これは、素材同士を垂直に交差させながら縫い進める方法です。平縫いは簡単ながらも確実な縫い方であり、初心者にもおすすめです。

レザークラフトの縫い方は、素材の厚みや柔らかさによっても異なる技術や工程が存在します。また、応用的な縫い方や装飾的な縫い方もあります。レザークラフトの縫い方を学ぶことによって、魅力的な作品を生み出すことができるでしょう。

縫い方の重要性

縫い方は、レザークラフトにおいて非常に重要な要素です。正しい縫い方を選ぶことで、作品の見た目や強度を向上させることができます。例えば、縫い目の均一さや糸の強度は、作品の美しさや耐久性に大きな影響を与えます。

まず、縫い目の均一さについて考えてみましょう。レザークラフトの作品では、縫い目が一定の間隔で並んでいることが求められます。均一な縫い目は見た目の美しさに直結し、職人の技術力や真摯な姿勢を反映しています。そのため、縫い方の際には丁寧に針を通し、糸の張り具合や間隔に気を配る必要があります。

また、縫い方は作品の強度にも直結します。正しい縫い方であれば、作品が長持ちし、日常的な使い勝手も向上します。それに対して、縫い目が不均一であったり、糸の強度が不足していたりすると、作品が早期に破損する可能性があります。特に、財布やバッグなどの頻繁に使用されるアイテムでは、縫い方の強度は重要なポイントとなります。

さらに、縫い方はデザインや機能性にも大きく関わってきます。縫い目の種類やパターンを工夫することで、作品の表情や特徴を引き立たせることができます。また、特殊な縫い方を用いることで、特定の部分を強化したり、装飾性を高めたりすることも可能です。レザークラフトの縫い方は、単なる接合技術にとどまらず、作品に個性を与える重要な要素と言えるでしょう。

縫い方の重要性を理解し、正確な技術を身に付けることは、レザークラフトの世界で素晴らしい作品を作り出すための一歩です。縫い方の基本から応用まで学び、自身のスキルを高めていきましょう。

レザークラフトの縫い方: 基本テクニック

ここでは、レザークラフトにおける基本的な縫い方について学びます。

縫いの準備

レザークラフトの縫い作業を始める前には、縫いの準備が必要です。適切な準備を行うことで、スムーズな縫い作業を行うことができます。

まず、縫い作業に使用する道具を準備しましょう。レザーニードルや縫い針、適切な糸などの道具は、縫い作業を行う上で欠かせません。道具選びでは、作品の素材や厚み、縫い方に合ったものを選ぶことが重要です。また、道具のメンテナンスもお忘れなく。錆びやダメージのない状態で使用することが大切です。

次に、縫い目を作る前に素材を準備します。レザー素材を縫う場合は、あらかじめ穴を開ける必要があります。この穴を開ける作業には、専用のパンチやピアスキャッチャーなどが使用されます。穴を開ける際には、素材の厚みや目的に応じて適切なサイズの道具を選びましょう。また、穴を開ける位置や間隔も計画的に決めることが重要です。

さらに、縫い作業を行う場所や姿勢にも注意が必要です。作業スペースは清潔に保ち、余分なものを取り除いておくことで、作業効率が向上します。また、縫い作業は長時間にわたって行うこともあるため、快適な姿勢を保つことも大切です。背筋を伸ばし、肩や腰に負担がかからないようにしましょう。

最後に、縫い作業を始める前に予行演習を行うこともおすすめです。縫い目の位置や糸の張り具合を確認するために、素材の端などに仮の縫いを行ってみると良いでしょう。こうした予行演習は、縫い作業の成功率を高めるだけでなく、自信も与えてくれます。

縫い作業の準備は、レザークラフトにおける縫い方の成功に不可欠です。道具や素材の選定、作業場の整理、予行演習など、細やかな準備を行って、縫い作業に臨みましょう。その結果、美しい仕上がりの作品が実現することでしょう。

基本の縫い方: 平縫い

レザークラフトの縫い方の基本となる技法の一つが、平縫いです。平縫いは、直線的な縫い目を作るための基本的な手法であり、初心者にもおすすめです。

まず、平縫いを行う際には、縫い目の開始位置を決めます。素材の端から一定の距離を取り、ニードルを通して糸を通します。次に、刺した場所から素材の裏側にニードルを通し、縫い目を作ります。この際、針の出し入れは一定の間隔で行うように心掛けましょう。

平縫いの際には、針と糸の位置関係にも注意が必要です。針は素材の表側から裏側へと貫通させ、糸は裏側から表側へと通します。この交差するような動きによって、しっかりとした縫い目が作られます。

また、平縫いを行う際には、縫い糸の長さにも注意が必要です。糸の長さは適度な余裕を持たせることが重要であり、縫い作業をスムーズに進めるために必要です。縫い終わりの際には、結び目を作ることで糸を固定し、ほどくことのないようにします。

平縫いは、直線的な縫い作業に適した技法ですが、作品の形状やデザインによっては、曲線部分や角度のある部分を縫う際には難しさを感じることもあります。その場合には、素材に合わせた適切な縫い方の選択や、専用の道具の使用を検討することが重要です。

平縫いは、レザークラフトの縫い方の基本となる手法であり、初心者にとっては最初の一歩となる重要な技法です。正確な縫い目を作ることで、美しい仕上がりの作品を実現することができます。縫い方の基本をしっかりと身に付け、次のステップへ進んでいきましょう。

専用ツールの使用方法

このセクションでは、レザークラフト縫い方に活用する専用ツールの使用方法を詳しくご紹介します。

レザーニードルの使い方

レザーニードルは、レザークラフトにおいて使用される特殊な針です。レザーニードルは通常の針とは異なり、太くて丈夫な作りとなっています。そのため、厚みのあるレザー素材を縫い合わせることができます。

レザーニードルを使う際には、以下の手順に従って使い方を理解しましょう。

まず、レザーニードルを選びます。レザーニードルには、形状やサイズの異なるものがあります。作品の素材と厚みに応じて、適切なレザーニードルを選ぶことが重要です。また、ニードルの先端が鈍くなっているものや、両端に穴があるものもあります。使用する作品に合わせて適切なニードルを選びましょう。

次に、レザーニードルを使用する際には、糸を通すための穴を開ける必要があります。レザーニードルの先端には穴がないため、通常の針とは異なり、糸を通すための穴を別途開ける必要があります。この穴を開ける作業には、専用のパンチやピアスキャッチャーが使用されます。素材の厚みや縫い方に応じて、適切なサイズの道具を選びましょう。

そして、レザーニードルを使って縫い作業を行います。レザーニードルは太く丈夫なため、素材を貫通させることが比較的容易です。縫い穴を開けた箇所にニードルを差し込み、針先を素材の裏側から引き抜くように糸を通します。素材に対して垂直方向に縫っていくことで、しっかりとした縫い目が作られます。

レザーニードルの使い方をマスターすることで、レザークラフトの縫い作業をよりスムーズに行うことができます。適切なニードルの選択と穴の開け方、そして正確な縫い作業が求められます。レザーニードルを上手に使って、美しい縫い目を手に入れましょう。

ステッチングアイロンの使用方法

ステッチングアイロンは、繊細な縫い目を作るための道具です。レザークラフトの縫い方において、特に美しい仕上がりを追求する際に役立ちます。ステッチングアイロンの使用方法を理解し、熟練させることで、より繊細な縫い目を作り出すことができます。

まず、ステッチングアイロンの使用方法を確認しましょう。ステッチングアイロンは、専用の熱を加えることによって縫い目を作る道具です。加熱された先端の針を素材に押し付けることで、糸を通した穴を作ります。この穴を使って、縫い糸を通していきます。

ステッチングアイロンの使い方のポイントは、温度と圧力の調整です。まず、アイロンの温度を適切なレベルに設定しましょう。素材の種類、厚み、糸の種類によって最適な温度は異なるため、実際の使用前にはテストを行って確認しましょう。また、アイロンの圧力も調整することで、糸を通す際の力加減を調整することができます。

使い方の具体的な手順は、以下の通りです。素材にステッチングアイロンをあて、針の先端を素材に押し付けて縫い糸を通す穴を作ります。隣り合う穴を一定の間隔で作り、針を通して縫い進めます。ステッチングアイロンは、手縫いに比べて繊細な縫い目を作ることができるため、デリケートな素材の縫い合わせやアクセントの縫い目に適しています。

ステッチングアイロンの使用は、正確な作業と熟練を必要とします。初めて使用する際には、練習して慣れることが大切です。特に、縫い目の位置や間隔を一定に保つことが求められます。熟練することで、より美しい縫い目を作り出すことができます。

ステッチングアイロンは、レザークラフトの縫い方において、繊細な仕上がりを追求する際に有用な道具です。温度と圧力の調整を正確に行い、正確な操作を心掛けましょう。ステッチングアイロンを使いこなして、上品で精密な縫い目を実現しましょう。

レザークラフトの縫い方: 中級テクニック

ここでは少し応用的なレザークラフトの縫い方について学びます。

クロス縫いの方法

クロス縫いは、基本の縫い方を一歩進めた応用的な技法です。縫い目がクロスするように交差していくことから、美しいデザイン効果や強度を持つ縫い目を作ることができます。

クロス縫いを行う際には、通常の平縫いとは異なる手順が必要です。まず、縫い始めの位置を決めます。素材の端から一定の距離を取り、針を素材の表面に刺します。次に、針を斜めに素材に刺し込んで反対側へと向かって縫い進めます。この際、針と糸の位置関係に注意しながら縫っていきます。

クロス縫いでは、針を斜めに刺すことによって、縫い目がクロスするようになります。この交差する縫い目は、一般的な平縫いと比べて強度が高くなります。また、縫い目が交差することで作品に立体感やデザイン性が生まれ、より魅力的な仕上がりとなります。

クロス縫いは、特に角度のある部分や曲線部分の縫いに適しています。例えば、バッグの取っ手部分や革製アクセサリーのバックル付近など、形状が複雑な箇所を縫う際にクロス縫いを活用すると効果的です。また、糸の色を変えることで、クロス縫いのデザインをさらに引き立てることも可能です。

クロス縫いを行う際には、正確な針の位置や縫い目の間隔に注意が必要です。針を斜めに刺す角度や深さを一定に保つことで、均一で美しい縫い目が作られます。また、糸の張り具合や力加減にも注意し、縫い目がねじれることなくしっかりとした状態を保つようにしましょう。

クロス縫いは、レザークラフトの縫い方において、デザイン性と強度を兼ね備えた縫い目を作り出すための重要な技法です。正確な縫い方をマスターし、クロス縫いを上手に活用して、作品の魅力を引き立てましょう。

ステッチの種類について

レザークラフトにおいて、ステッチは縫い方のバリエーションやパターンを指します。ステッチの種類によって、作品のデザインや強度、縫い目の特徴が異なります。ここでは、いくつかの代表的なステッチについて紹介します。

まず、一般的なステッチの一つにバックステッチがあります。バックステッチは、縫い目が途切れないように前方へのステッチを行い、その後に後方へステッチを追加することで作られます。バックステッチは強度があり、縫い目がしっかりと固定されるため、財布やバッグなどの耐久性が求められるアイテムに適しています。

もう一つのステッチは、ホールセレクがあります。ホールセレクは、縫い穴を一定の間隔で開けた後、針を素材に通し、糸を引き抜くように縫い進める方法です。このステッチは見た目が美しく、縫い目が一定の間隔で並ぶため、インテリア小物やアクセサリーなど、デザイン性が重視される作品に適しています。

また、シュプリングステッチは、縫い目が斜めに交互に並ぶステッチです。このステッチは装飾的でありながらも強度も兼ね備えているため、革製の衣類や靴などの品によく使われます。縫い目が斜めになるため、特定の部分を強調したり、デザインにアクセントを加えることができます。

他にも、ランニングステッチやクロスステッチ、フィギュアエイトステッチなど、さまざまなステッチが存在します。それぞれのステッチには特徴や使いどころがあり、作品のデザインによって選ぶべきステッチも異なります。

レザークラフトのステッチは、縫い目の特徴やデザイン性、強度を重視しながら選ぶことが重要です。ステッチの選択は技術や経験によって熟練され、個々の作品に合わせた最適な縫い方を見つけることが求められます。様々なステッチを学ぶことで、レザークラフトの世界でさらに多彩な作品を作り出しましょう。

レザークラフトの縫い方: トラブルシューティング

レザークラフトの縫い方でよくある問題点と解決策について学びます。

縫い目が揃わない

レザークラフトの縫い作業において、縫い目が揃わないという問題が発生する場合があります。縫い目が揃わないと、作品の美しさや完成度に影響を与える可能性があります。以下に、縫い目が揃わない原因とその解決策を紹介します。

一つの原因は、糸の引き具合や針の挿し方の均一さにあります。縫い目を均一にするためには、針と糸の引き具合を一定に保つことが重要です。糸を引く力が偏ったり、針を揺らすことがあると、縫い目が崩れたりずれたりしてしまいます。糸の引き具合や針の挿し方を均一にするためには、練習や慣れが必要です。

また、縫い目が揃わない原因のひとつに、糸の緩みがあげられます。縫い作業が進むにつれて糸が緩んでしまうと、縫い目がゆるくなり、バラつきが生じることがあります。この場合、糸を引き締めることで解決できます。糸を引く際には、一定の力加減で引き締めるように心掛けましょう。

また、素材の厚みや硬さによっても縫い目が揃わないことがあります。厚みのある素材では、針を通す際に力を入れる必要があるため、均一な縫い目を作るのが難しくなります。この場合、針を慎重に通し、力を分散させることで、均等な縫い目を作ることができます。また、素材の硬さによっては、事前に穴を開けることで縫い目の揃いを確保することも有効です。

縫い目が揃わない場合には、原因を見極めて問題を解決する必要があります。正確な縫い方や力の加減、素材の特性を理解し、繰り返しの練習によって縫い目の揃いを向上させることが重要です。臨機応変に対応しながら、より美しい仕上がりの作品を目指しましょう。

糸が切れる/つまる

レザークラフトの縫い作業において、糸が切れたりつまったりするという問題が生じることがあります。糸が切れたりつまったりすると、作業の効率が低下し、縫い目が乱れる原因にもなります。以下に、糸が切れたりつまったりする原因とその対処法を紹介します。

まず、糸が切れてしまう原因の一つに、縫い穴からの引っ張りが強すぎることが考えられます。縫い作業の際に糸を引っ張りすぎると、糸が切れることがあります。糸を引く際には適度な力加減で引くようにしましょう。また、糸の強度を十分に確保するために、適切な太さや素材の糸を選ぶことも重要です。

さらに、糸がつまってしまう原因として、針穴への糸の通し方が挙げられます。針穴への糸の通し方がぎゅっと詰まってしまうと、糸がつまってしまうことがあります。糸を穴に通す際には、糸の先端を少し広げるなどして、スムーズに通すようにしましょう。また、糸がつまる場合には、針穴や糸の通り道に細かい異物が詰まっていることも考えられます。この場合には、異物を取り除いたり、別の針や糸を試してみたりすることで問題を解決することができます。

糸が切れたりつまったりする場合には、まずは対処法を試してみましょう。糸を引っ張りすぎていたり、通し方に問題がある場合は修正することで、糸の持ちが改善されます。また、適切な糸の選択や異物の除去にも注意しましょう。

しかし、問題が継続する場合には、糸自体の品質に問題がある可能性も考えられます。品質の低い糸や糸が劣化している場合は、新しい糸に切り替えることを検討しましょう。

糸が切れたりつまったりすることは、縫い作業において起こりうるトラブルですが、適切な対処法によって解決できる場合がほとんどです。問題が頻繁に発生する場合には、糸や針などの道具や技術に改善を加えるなどして、状況を改善することが大切です。

応用的な縫い方

さらに上級者向けの縫い方とその方法を解説します。

隠し縫いの方法

隠し縫いは、レザークラフトにおける縫い方の一つであり、見た目を美しくするために使われる技法です。隠し縫いは、糸や針が表に見えないように縫い進められるため、仕上がりがすっきりとした印象を与えることができます。

隠し縫いを行う際には、縫い目が目立たないように作業を進める必要があります。まず、素材の端や裏側に穴を開けます。この穴は、表面には見えない位置に開けることが重要です。次に、針を裏側から素材に差し込み、逆さに刺して表側に出します。このようにして、縫い目が表に見えないように縫い進めます。

隠し縫いのポイントは、縫い目の間隔と糸の張り具合の調整です。縫い目の間隔は一定に保ちつつ、糸の引き具合を適切に調整することで、均等で目立たない縫い目を作ることができます。糸の張り具合が強すぎると縫い目が浮き出てしまい、逆に弱すぎると縫い目が見えてしまうため、適度な張り具合を心掛けましょう。

隠し縫いは、主に裏地やポケット、補強箇所など、目立たせたくない部分で使用されることが多いです。例えば、バッグの取っ手の付け根や革製のウェアの内側などが代表的な使用箇所です。隠し縫いを使うことで、作品の美しさや仕上がりの品質を高めることができます。

隠し縫いは、正確性や忍耐力が求められる技法ですが、その努力が美しい仕上がりに繋がります。綺麗な縫い目を作りたい場合には、隠し縫いを上手に活用しましょう。縫い目が隠れることで、作品全体の印象が格段にアップグレードされます。

装飾的な縫い方

レザークラフトにおける縫い方の一つに、装飾的な縫い方があります。装飾的な縫い方は、作品に個性や魅力を与えるために使用される技法です。縫い糸の色やパターン、糸の通し方などを工夫することで、作品にアクセントや美しさを加えることができます。

まず、装飾的な縫い方において重要な要素は、縫い糸の色の選択です。縫い糸の色を素材と対照的にすることで、縫い目が目立ち、作品全体に際立ったデザイン効果を与えることができます。また、複数の糸の色を組み合わせたり、グラデーションやパターンを作ったりすることもあります。

さらに、縫い方自体にも工夫を加えることがあります。例えば、Z字縫いやX字縫いといった特定のパターンを使用することで、ユニークなデザインを生み出すことができます。また、縫い目を斜めに交互に並べるクロスステッチや、レザーの表面に装飾を施すオーバーラップステッチなど、様々な縫い方が存在します。

装飾的な縫い方は、作品のデザインやテーマに合わせて自由にアレンジできる魅力的な技法です。縫い糸の色やパターン、縫い方を工夫することで、オリジナリティのある作品を生み出すことができます。装飾的な縫い方は、小物やアクセサリー、ウェアなど様々な作品に応用が可能です。

装飾的な縫い方を取り入れる際は、デザインのバランスや糸の張り具合にも注意が必要です。均等な縫い目や糸の張り具合を保ちつつ、個性的で美しい縫い方を追求しましょう。自由な発想と熟練した技術を組み合わせることで、作品に特別な魅力を与えることができるでしょう。

プロジェクトのアイデア

新しい技術を実際に使用するためのプロジェクトアイデアを提供します。

ウォレット作り

ウォレット作りは、レザークラフトの中でも人気のあるプロジェクトです。ウォレットは日常的に使用されるアイテムであり、縫い方やデザインにこだわることで、自分だけのオリジナルウォレットを手に入れることができます。

ウォレット作りには、まず適切な素材の選択が重要です。レザー素材は耐久性があり、使い込むほどに風合いや深みが増していくため、ウォレットにぴったりです。最適な厚みや柔軟性のあるレザーを選びましょう。

次に、ウォレットのデザインを検討します。ウォレットにはさまざまなスタイルや機能があります。例えば、カードや小銭入れの数、札入れの大きさ、ポケットの配置など、自分の使い勝手や好みに合わせてデザインすることができます。

ウォレット作りでは、縫い方も大きなポイントです。基本的な縫い方から応用的な縫い方まで様々な手法を活用することができます。例えば、丁寧な隠し縫いや装飾的な縫い方を取り入れることで、ウォレットに個性や高級感を演出することができます。

ウォレット作りは、初心者から上級者まで幅広いレベルの方が取り組めるプロジェクトです。初めての方でも基本的な縫い方から始めることができますし、熟練した方にはより複雑なデザインや技法に挑戦することも可能です。

ウォレット作りは、実用的な作品を手作りすることができる魅力的なプロジェクトです。自分で作ったウォレットは特別感や満足感がありますし、贈り物としても喜ばれることでしょう。ウォレット作りを通じて、自分の技術やセンスを磨きながら、素敵な作品を生み出してみましょう。

キーケース作り

キーケース作りは、手軽に取り組めるレザークラフトのプロジェクトです。キーケースは日常的に使用されるアイテムであり、自分だけのオリジナルデザインでキーケースを作ることができます。

キーケース作りでは、まず適切な素材を選ぶことが重要です。レザー素材は丈夫で耐久性があり、キーケースに適した素材です。さまざまな色や質感のレザーがありますので、自分の好みやスタイルに合った素材を選びましょう。

次に、キーケースのデザインを考えます。ポケットの数やサイズ、取り付けるキーリングの位置など、使いやすさを重視したデザインを考えると良いでしょう。自分のキーの枚数や使い方に合わせて、カスタマイズしていきましょう。

キーケース作りでは、基本的な縫い方を活用することが多いですが、装飾的な縫い方を取り入れることもできます。糸の色や縫い目のパターンを工夫することで、キーケースに個性やアクセントを加えることができます。

キーケース作りは、初心者から上級者まで幅広いレベルの方が楽しめるプロジェクトです。初めての方には基本的な縫い方から始めることをおすすめします。熟練した方には、より複雑なデザインや技法に挑戦することも可能です。

手作りのキーケースは、自分のセンスや技術を反映させることができる素敵なアイテムです。また、贈り物としても喜ばれることでしょう。キーケース作りを通じて、カスタマイズしたアイテムを作り出してみましょう。

まとめ

最後に、今まで学んだ縫い方についての要点をまとめます。

基本から応用までの縫い方

レザークラフトの縫い方は、基本的な技法から応用的な技法までさまざまなバリエーションがあります。基本的な平縫いからクロス縫いや装飾的な縫い方など、様々な技法を学び、自身のスキルを高めることで、より魅力的な作品を作り出すことができます。基礎をしっかりと身に付けた上で、自分なりの縫い方を追求していくことが大切です。

今後の繋がり

レザークラフトの縫い方を学ぶことは、今後さまざまな繋がりを広げる可能性を秘めています。縫い方の基本から応用までのスキルを習得することで、レザークラフトの世界で自信を持って作品に取り組むことができます。

まずは、クラフトのコミュニティやオンラインのフォーラムなどに参加してみましょう。そこでは、他のクラフト愛好家とのつながりを築くことができます。情報交換やアイデアの共有、自分の作品を紹介する機会も得られます。また、ワークショップやイベントに参加することで、より高度な縫い方や技術を学ぶこともできます。

さらに、縫い方をマスターした後は、自身のスキルを生かして作品を販売することも考えてみましょう。オンラインマーケットやクラフト展示会など、自分の作品を発表し販売する場は数多くあります。自分の作品を通じて、より多くの人々と繋がりを持つことができます。

また、他のクラフト技術との組み合わせも考えてみると良いでしょう。例えば、刺繍やビーズアクセサリーなど他の手芸技術と組み合わせることで、より個性的な作品を生み出すことができます。異なるクラフト技法を組み合わせることによって、独自のスタイルや作品の幅を広げることができます。

レザークラフトの縫い方を学ぶことは、単なる技術の習得だけではなく、創造性を広げ、活躍の場を広げるきっかけとなるでしょう。クラフトの世界は広く、今後の繋がりを築きながら、自身のレザークラフトの道を楽しんでいきましょう。

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