レザークラフト入門:自作キーホルダーの魅力と作り方

query_builder 2024/07/24 レザークラフト 革製品
レザークラフトの楽しさを手軽に体験したい方にオススメ!この記事では、自分だけのオリジナルキーホルダーを作るための基本的な技法と素材選びのポイントを解説します。

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レザークラフトとは

レザークラフトとは何か、基本的な知識から学んでみましょう。

レザークラフトの魅力

レザークラフトの魅力は、何しろ自分自身の個性を表現できる点にあります。レザークラフトでは、キーホルダーや財布などの小物からバッグや革小物まで、さまざまなアイテムを作ることができます。そして、そのすべてが手作業で作り上げられます。

手作りならではの温かみや味わいがあり、一つ一つの作品には職人の思いが込められています。自分だけのデザインやカラーを選ぶことで、他のどの人とも違うオリジナリティ溢れるアイテムを作ることができるのです。

また、レザークラフトの醍醐味は、材料選びから製品完成までのプロセスを通じて手に入る感覚です。レザーを選ぶ際には、肌触りや風合い、耐久性などを考慮しながら自分の好みに合った素材を選ぶことが大切です。そして、道具を使いながらレザーを切り出し、縫い付けていく過程は、時間をかけて集中して取り組むことで得られる充実感があります。

さらに、レザークラフトは歴史と伝統を持つ工芸品としても知られています。古代から存在し、世界中で愛されてきたレザークラフトは、その技法やデザインには深い意味や故事が込められています。自分が作る作品には、そうした伝統と文化が息づいているのです。

レザークラフトの魅力は、単にアイテムを作ることだけではありません。手作りの喜びや充実感、独自性や伝統の重み、そして自分の個性を表現する喜びを味わうことができるのです。ぜひ、レザークラフトの世界に足を踏み入れて、自分だけのオリジナルキーホルダーを作ってみてください。

レザークラフトの歴史

レザークラフトは、古代から存在している伝統的な工芸品として、世界中で楽しまれてきました。その歴史は非常に古く、文明の発展とともに発展してきたと言われています。

最初の証拠としては、縫製されたレザーアイテムが紀元前1500年頃のエジプトの墓から発見されたことが挙げられます。その後、古代ローマやギリシャ、中世ヨーロッパなどでもレザークラフトはさまざまな形で発展しました。

特に、中世ヨーロッパでは、騎士やその家族のために装飾されたレザーアーマーや馬具が作られ、豪華なデザインや繊細な彫刻が施されたレザーアイテムが多く見られました。この時期には、レザーキャラビンやレザーブックカバー、レザーバッグなども作られるようになりました。

また、アメリカ合衆国では、西部開拓時代においてもレザークラフトが重要な役割を果たしていました。牛追いや騎馬警察などで使われる革製品は、耐久性と機能性が求められ、特にガンベルトやホルスターなどの作成に力を入れていました。

現代のレザークラフトは、伝統的な技法と現代のデザインを組み合わせることで進化しました。様々なスタイルやテクニックが取り入れられ、個々のアーティストのセンスやアイデアが反映されています。レザークラフトの魅力は、その歴史や伝統に基づきながらも、常に新しい表現を生み出すことにあります。

レザークラフトは、古代から現代まで愛され続けている工芸品です。その歴史を知ることで、さらにレザークラフトへの興味や理解が深まるでしょう。自分が手にするレザーアイテムには、長い歴史と伝統が宿っていることを感じながら、自分自身のオリジナルキーホルダーを作ってみてください。

基本的な道具

初めてレザークラフトに挑戦する方のための、基本的な道具選びのポイントを解説します。

必要な基本道具

レザークラフトを始めるためには、いくつかの基本道具が必要です。この項では、初めてレザークラフトに挑戦する方に必要な道具をご紹介します。

まず必要となるのは、レザーカッターです。レザーカッターは、レザーを正確に切るために欠かせません。刃の長さや形状によってさまざまな種類がありますが、初心者には使いやすいスタンダードなタイプがオススメです。

また、ハンマーも必要な道具です。レザーを柔らかくするために打ち付けたり、スタンプや型押しをする際に使います。重さやヘッドの形状によって打ち心地が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。

さらに、すり鉢やすり板も必要な道具です。レザーのエッジを整えたり、表面を仕上げるために使います。すり鉢は小さな丸い形状のもので、レザーを円を描くように擦って整えることができます。すり板は平らな表面を持つもので、汚れや傷を取り除いたり、光沢を出したりすることができます。

その他にも、針や糸、ヘラ、マスキングテープ、メジャーなど、作業をスムーズに進めるためのさまざまな道具があります。どの道具を選ぶかは、作りたいものや自分の使い方によって異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

初心者にとっては、道具選びも最初の一歩となります。使いやすく、自分の作りたいものに対応した道具を揃えることで、より良い作品を作ることができます。無理せずに少しずつ道具を揃え、レザークラフトの世界へ足を踏み入れてみましょう。

道具選びのポイント

道具選びは、レザークラフトの作品の完成度を左右する重要な要素です。自分の作りたいものに合った道具を選ぶことで、作業の効率や仕上がりの品質を向上させることができます。ここでは、道具選びのポイントをご紹介します。

まず、道具の品質と耐久性に注目しましょう。道具は長く使い続けるものですので、丈夫で高品質なものを選ぶことが大切です。特にレザーカッターは、刃の鋭さと丈夫さが求められます。刃の交換や調整が容易なものや、グリップの握りやすさにも注意を払いましょう。

次に、道具の使いやすさに着目しましょう。道具が自分にフィットして使いやすいことは、作業のスムーズさや精度に直結します。ハンマーやすり鉢のヘッドの大きさや形状、グリップの握りやすさ、針の太さや尖り具合など、自分に合った道具を選ぶことが重要です。

また、道具の価格も念頭に置いておきましょう。高価な道具は高品質かつ耐久性がある傾向がありますが、初心者にとっては予算の制約もあります。自分のレベルや予算に合わせた道具選びをすることで、無駄なく効果的な道具を揃えることができます。

さらに、他のクラフターやレビューなどを参考にすることもおすすめです。同じような作品を作る人々の意見や経験を聞くことで、実際の使用感や信頼性を把握することができます。また、専門店やオンラインショップで実際に試し持ちをすることも可能です。自分に合った道具に出会えるまで、時間をかけて選んでください。

道具はレザークラフトの世界において重要なパートナーです。品質や耐久性、使いやすさ、予算などをバランスよく考慮しながら、自分に合った道具を選んでください。適切な道具選びによって、レザークラフトの楽しさと仕上がりの満足感が一層高まることでしょう。

素材選びのポイント

良い作品を作るためには、適切な素材選びが欠かせません。

おすすめのレザー

おすすめのレザーを選ぶ際には、素材の品質や特徴、用途に合ったものを考慮することが重要です。ここでは、キーホルダー作りに適したおすすめのレザーをご紹介します。

まず、ベジタブルタンニンなめしのレザーがオススメです。このタイプのレザーは、植物由来のタンニンでじっくりとなめされるため、柔らかさとしっかりとした耐久性を兼ね備えています。また、経年変化による色合いの変化や味わい深さも魅力の一つです。

また、クロームタンニンなめしのレザーも人気があります。クロームタンニンは短時間でなめしを行うため、柔らかく手触りの良いものが多く、色のバリエーションも豊富です。耐水性や耐久性も備えており、日常使いのキーホルダーに適しています。

さらに、エクゾチックレザーもおすすめです。エクゾチックレザーには、ヘビやワニ、鰐などの素材があります。特徴的な模様や風合いは、キーホルダーに独特の個性を与えます。ただし、価格が高めで加工が難しいため、初心者には少し難しいかもしれません。

また、カウハイドや豚革のような厚みのあるレザーは、キーホルダーに立体感やボリュームを与えるのに適しています。一方で、ラムスキンや牛革のような薄手のレザーは、繊細なデザインやフラットな仕上がりに向いています。

おすすめのレザーは、自分の作りたいキーホルダーのデザインや用途によって異なります。柔らかさ、耐久性、色合い、風合いなど、自分に合った特徴を持ったレザーを選ぶことで、より満足のいく作品が生まれるでしょう。ぜひ、自分の好みやニーズに合ったおすすめのレザーを探してみてください。

素材選びのポイント

素材選びは、レザークラフトで作品の品質や仕上がりに大きな影響を与える重要な要素です。素材を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

まず、耐久性が重要です。キーホルダーは日常的に使用するアイテムですので、耐久性が求められます。レザーの耐久性は主に厚さやグレイン(表面の凹凸)によって決まります。厚いレザーや表面に凸凹があるものは、傷や摩耗に強く長持ちします。

次に、柔軟性や風合いに注目しましょう。キーホルダーは手に触れるものですので、柔らかくふんわりとした風合いが好まれます。素材選びの際には、こだわりたい柔軟性や風合いを確認して選びましょう。ベジタブルタンニンなめしのレザーは、柔らかさとしなやかさがあります。

また、色合いも重要な要素です。キーホルダーはファッションアイテムとしても使用されることがありますので、デザインやコーディネートに合わせた色合いを選ぶことが大切です。レザーはナチュラルな風合いを持っているため、染色加工されたものや異なるカラーバリエーションを持つものが選べます。

さらに、素材の起毛や模様にも注目しましょう。起毛加工を施したスエードのような素材や、表面の模様が美しいエンボス加工されたレザーなど、デザインにアクセントを加えることができます。自分の作りたいキーホルダーの雰囲気やスタイルに合わせて、素材の特徴を選びましょう。

素材選びは、作品の質感や個性を左右する重要なポイントです。耐久性、柔軟性、色合い、起毛や模様など、自分の欲求やデザインに合わせて素材を選んでください。素材選びの質の高さが、満足のいくキーホルダー作りに繋がります。ぜひ、自分にぴったりの素材を見つけてみてください。

基本的な技法

ここでは、基本的なレザークラフトの技法を紹介します。

カッティング

カッティングは、レザークラフトにおいて最も基本的な技法の一つです。レザーを正確に切り出すことは、作品の仕上がりや見た目の美しさに直結します。ここでは、カッティングの基本とコツを解説します。

まず、カッティングには専用のレザーカッターが必要です。レザーカッターは刃が鋭く、レザーを綺麗に切ることができます。切る際には、まっすぐな線を描くように刃を進めることがポイントです。手首を固定し、ゆっくりと力を入れながら切り進めましょう。

また、線の引き方にも注意が必要です。糸の目印をつけたり、カッティングマットや定規を使って正確に線を引くことが重要です。まっすぐな線だけでなく、曲線や角のある部分をスムーズに切り出すためにも、正確な線引きが必要です。

さらに、切り出す前にはレザーを適切に固定することも重要です。レザーカッターやハンマーを使う際に、レザーがずれたり動いたりしないように注意しましょう。敷いたレザーに重しを乗せて安定させたり、クランプやテープなどで固定することが有効です。

また、カッティングの際には安全に注意しましょう。切り口が鋭くなりますので、手を切ったり怪我をしないようにするために、切る方向や力のかけ方に配慮しましょう。切り終えたら、切りくずやマージンを取り除いて整理しましょう。

カッティングはレザークラフトの基本となる技法です。正確なカットが作品の完成度を高め、美しい仕上がりを実現します。レザーを切り出す際には、レザーカッターの使い方や線引きの正確さ、レザーの固定と安全への配慮が重要です。練習を重ねながら、上手にカッティングできるようになると、作品への満足感もぐっと増えるでしょう。

ステッチング

ステッチングは、レザークラフトにおいて作品を縫い合わせるための重要な技法です。正確なステッチングは、作品の強度や仕上がりの美しさに大きく影響します。ここでは、ステッチングの基本とコツを解説します。

まず、ステッチングに使用するハンドニードルと糸の選び方に注意しましょう。ハンドニードルは、レザーを通すことができるような太さと長さを選びましょう。また、糸は強くて丈夫なものを選ぶことが重要です。通常、ワックス加工された糸がステッチングに適しています。

次に、ステッチングの基本的な手順です。まず、穴をあけるためのプリックスタンプやオーバープリックなどを使用して、ステッチングする箇所に均等な間隔で穴をあけましょう。続いて、ハンドニードルに糸を通し、穴を通るように縫い進めます。縫い進める際には、針を直線的に通し、均一な間隔でステッチを行うことがポイントです。

ステッチの種類には、一重縫いや二重縫い、クロスステッチなど様々なパターンがあります。作品のデザインや用途に応じて適切なステッチを選ぶことが重要です。ステッチの長さや糸の張り具合にも工夫を凝らしましょう。

また、ステッチングの際には安全に注意しましょう。針先が鋭くなりますので、手や指を刺さないように注意し、作業中は慎重に行いましょう。必要な時には指に保護具を装着することもおすすめです。

ステッチングはレザークラフトの作品をしっかりとまとめるために欠かせない技法です。正確な穴あけやステッチの均一さ、適切な手順や糸の選び方により、丈夫で美しい仕上がりを実現できます。慎重な練習と工夫を重ねながら、ステッチングの技術を高めましょう。

キーホルダー制作手順

ここからは、基本的なキーホルダーの制作手順を解説します。

デザインと型紙作り

デザインと型紙作りは、自分だけのオリジナルキーホルダーを作る際に欠かせないステップです。ここでは、デザインと型紙作りの基本を解説します。

まず、デザインの考え方についてです。キーホルダーのサイズや形状、装飾など、自分が作りたいイメージを明確にすることが大切です。スケッチやデザインのアイデアを紙に書き出し、アレンジや修正を加えながら最終的なデザインを決めましょう。その後、実際の作品に落とし込むために、型紙を作成します。

型紙作りでは、デザインを元に実際の大きさに合わせてパターンを作ります。まずは紙にデザインの形状をトレースしていきましょう。形状が複雑な場合は、パーツごとに分けて個別にトレースすると便利です。必要なパーツを切り出した後は、実際のレザーに型紙を置き、トレースしていきます。トレースする際には、パーツ同士の位置関係や境界線を明確にすることが重要です。

型紙作りの際には精度を高めるために注意が必要です。正確な寸法や角度を測るために定規やコンパス、フレンチカーブなどの測定器具を活用しましょう。また、トレースの際にはしっかりと固定して動かないように気を付けてください。

デザインと型紙作りは、キーホルダー制作の基本ステップです。デザインを明確にし、型紙を正確に作ることで、理想のデザインを具現化することができます。ぜひ丁寧に取り組み、自分だけのオリジナルキーホルダーの素晴らしいスタートを切ってください。

レザーの切り出しと縫い付け

デザインと型紙作りが完了したら、次はレザーの切り出しと縫い付けのステップです。ここでは、レザーの切り出しと縫い付けの基本的な手順を解説します。

まず、型紙をレザーに置いて、そのままトレースしていきます。トレースする際には、レザーカッターやハサミを使用して、型紙の形状に沿って正確に切り出していきます。切り出す際には、レザーがずれないように固定することが重要です。クランプやテープを使用して、安定感を持たせましょう。

次に、パーツを縫い合わせるためにステッチングを行います。ステッチングにはハンドニードルと糸を使います。まず、ハンドニードルに糸を通し、縫い始めの位置を決めましょう。一般的には、レザーの裏側から始め、表側へ糸を引き出します。そして、針を穴に通して縫い進めます。

ステッチの間隔や長さは、デザインや仕上がりのイメージによって調整します。均等で美しいステッチが生まれるように、糸を引き締めたり緩めたりしながら進めましょう。また、縫い始めと縫い終わりはしっかりと結び、糸が取れないように注意しましょう。

縫い終わったら、余分な糸を切り、縫い目を整えます。縫い目をなめらかにするために、レザーの端をすり鉢やすり板で軽く整えることも有効です。

レザーの切り出しと縫い付けは、キーホルダー作りの肝となるステップです。型紙に沿って正確に切り出し、丁寧なステッチングでパーツをしっかりと縫い付けましょう。手作業ならではの丁寧な仕上がりが、自分だけのオリジナリティ溢れるキーホルダーを生み出します。慎重に作業を進めながら、楽しみながら制作に取り組んでください。

仕上げとメンテナンス

キーホルダーの制作が完了したら、次は美しく長持ちさせる仕上げとメンテナンスの方法が必要です。

仕上げの方法

キーホルダーの制作が完了したら、次は仕上げの方法に取り組みましょう。仕上げは、キーホルダーの見た目と耐久性を高めるために重要なステップです。ここでは、仕上げの基本的な方法を解説します。

まず、仕上げにはレザーコンディショナーやオイルなどの仕上げ剤を使用します。これらの仕上げ剤は、レザーの表面を保護し、美しい光沢を与える役割があります。適量を布やスポンジに取り、キーホルダーの表面全体に均一に塗布します。その後、柔らかい布で拭き取り、仕上げ剤がレザーにしっかりと浸透するようにしましょう。

仕上げ剤を塗布する際には、レザーアイテムに適したものを選ぶことが重要です。レザーグッズ専用の製品や天然素材を使用することで、レザーにダメージを与えることなく保護することができます。また、仕上げ剤の種類によっては、色付け効果や防水効果を与えることもできますので、自分の希望や目的に合わせて選ぶことが大切です。

仕上げ剤を塗布した後は、レザーが完全に乾くまで放置しましょう。時間をかけてしっかりと乾燥させることで、仕上がりの状態が安定し、美しい仕上がりを実現します。

仕上げはキーホルダー作りの最後のステップですが、作品の長持ちや美しさを保つために非常に重要です。仕上げ剤を使ってレザーの保護と光沢を与えることで、キーホルダーがより品質の高いものになります。丁寧に仕上げを行い、自慢できるキーホルダーを完成させましょう。

メンテナンスのポイント

キーホルダーの仕上げが完了したら、次はメンテナンスを行うことで、長く美しい状態を保つことができます。ここでは、レザー製品のメンテナンスの基本ポイントをご紹介します。

まず、日常的なお手入れが重要です。キーホルダーは常に手に触れるアイテムですので、使用後には柔らかい布で軽く拭き取り、汚れや付着物を取り除くことが大切です。特に汚れがひどい場合は、専用のレザークリーナーを使用して汚れを落としましょう。

また、レザーは乾燥しやすい素材ですので、定期的な保湿が必要です。乾燥を防ぐために、レザーコンディショナーを適量塗布し、しっかりと擦り込みます。レザーコンディショナーは、レザーを柔らかく保ち、ひび割れや劣化を防ぐ役割があります。

さらに、直射日光や高温多湿な場所を避けて保管することも重要です。長時間の直射日光にさらされると、色褪せや劣化が進むことがあります。また、高温多湿の環境ではカビやカビの発生のリスクが高まりますので、風通しの良い場所で保管しましょう。

最後に、定期的に点検を行いましょう。レザーに傷や変色が見られる場合は、専門店や専門家に相談することをおすすめします。早期の対処により、修復や復元が可能な場合もあります。

メンテナンスは、キーホルダーの美しさと耐久性を長く維持するための重要なステップです。日常的なお手入れや保湿、適切な保管環境の確保などに注意し、定期的に点検を行いましょう。愛着のあるキーホルダーを末長く使い続けるために、メンテナンスを行ってください。

よくある失敗例と対処法

初めてレザークラフトに挑戦する際に起こりがちな問題とその対処法を紹介します。

失敗例と対策

レザークラフトに挑戦する際には、失敗もつきものです。ここでは、よくある失敗例とその対策をご紹介します。

まず、カッティングにおける失敗例としては、切り跡が曲がってしまったり、切り出しの形状が一致しなかったりすることがあります。この場合は、レザーカッターを正しく使い、手首を固定してまっすぐな線を描くように切ることが大切です。また、型紙の正確性を確認し、正確にトレースすることも重要です。

次に、ステッチングにおける失敗例としては、糸が切れたり、ステッチの間隔がバラバラだったりすることがあります。糸が切れる場合は、より丈夫な糸を使用するか、パーツごとに繋げることで対策できます。ステッチの間隔がバラバラになる場合は、線引きやマーキングをしっかりと行い、均等な間隔で縫うようにすることがポイントです。

また、仕上げにおいては、仕上げ剤の塗布がムラになったり、レザーに変色が生じたりすることもあります。ムラを防ぐためには、均一に仕上げ剤を塗布するように心がけましょう。変色が生じる場合は、事前に素材に対するテストを行い、適切な仕上げ剤を選ぶことが重要です。

失敗は成長の一部であり、レザークラフトの学びとなります。失敗から学び、対策を講じて再挑戦することで、より良い結果を得ることができます。繊細な作業に慣れるためには、継続的な練習と工夫が必要です。ぜひ、失敗を恐れずに前に進んでください。

トラブルシューティング

レザークラフトの作業中には、いくつかのトラブルが発生することもあります。ここでは、一般的なトラブルとその対処法をご紹介します。

まず、糸の絡まりや切れが起こることがあります。糸が絡んでしまった場合は、丁寧にほぐすことで解決できます。糸が切れてしまった場合は、余分な長さを残して再度糸を通し、縫い直すことができます。

また、穴あけがうまくいかないことがあります。穴が小さすぎて糸が通らない場合は、ハンドニードルを使用して穴を拡げることで対処できます。穴が大きすぎる場合は、補修ワックスや別の方法で仕上げることで目立たなくできます。

さらに、糸の強度が十分でなかったり、針が曲がってしまったりすることもあります。糸の強度不足の場合は、より丈夫な糸を使用することで対策できます。針が曲がった場合は、新しい針に交換するか、曲がった部分を丁寧に修正します。

また、縫い目がまっすぐにならなかったり、ラインが歪んだりすることもあります。こうした場合は、線引きを丁寧に行い、穴あけやステッチングの際に正確にガイドすることが重要です。

トラブルはレザークラフトの学びの一部であり、スキル向上の機会でもあります。トラブルが発生した際には、冷静に原因を分析し、対処法を見つけましょう。継続的な練習と経験から得た知識が、トラブル解決の力になります。自信を持ってトラブルに立ち向かい、上達していきましょう。

まとめ

レザークラフトのキーホルダー制作、いかがでしたか?

自分だけのキーホルダーを楽しもう

レザークラフトの世界で自分だけのキーホルダーを作ることは、創造力や個性を発揮する素晴らしい機会です。自分の好みやスタイルを反映させることで、他の誰とも違うオリジナルな作品を手に入れることができます。手作りの楽しさと達成感を味わいながら、自分だけのキーホルダーを作ってみましょう。アイデアやデザインを思い切り試してみることで、さらなる創造力や技術の向上にもつながることでしょう。自分が作り上げたキーホルダーは、一生ものとして愛着を持つことができます。ぜひ、自分だけの特別なキーホルダー制作を楽しんでください。

レザークラフトの可能性は無限大

キーホルダー制作をきっかけに、レザークラフトの可能性は無限大です。レザークラフトは、単なる趣味や手作りの範囲を超えて、プロのクラフターやデザイナーとしても活躍することができます。

自分のアイデアや創造力を活かし、レザーを用いてさまざまなアイテムを作り出すことができます。キーホルダーからスマートフォンケース、財布、バッグ、靴など、さまざまなアイテムに挑戦してみましょう。レザーの素材やデザインの幅広さは、無限の可能性を秘めています。

また、レザークラフトは技術や知識を深めていくことで、より高度な作品へと進化していきます。さまざまなレザークラフトの技法やデザインに挑戦し、自分のスキルを向上させていくことが重要です。ワークショップやレッスンに参加することで、他のレザークラフターとの交流や知識の共有ができるのも魅力の一つです。

さらに、レザークラフトは個人だけでなく、ビジネスとしても展開することができます。作品を販売したり、オーダーメイドの依頼を受けたりすることが可能です。自分が作ったレザーアイテムが人々に喜ばれることは、大きなやりがいとなるでしょう。

レザークラフトの可能性は、想像を超えるほど広く深いものです。自分の創造力やスキルを駆使し、無限の可能性を追求していきましょう。自分だけのオリジナルなレザーアイテムを作ることで、新たな才能や可能性を発見し、レザークラフトの魅力にどっぷりと浸りましょう。

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