レザークラフトの世界への第一歩:ミシンの使い方ガイド

query_builder 2024/07/26 レザークラフト
初心者から上級者まで、レザークラフトのミシンについて詳しく解説します。専門的な知識は必要ありません。ミシンの基本的な使い方から、プロジェクトを成功させる上でのヒントまで、レザークラフトの楽しさを全く新しい視点から体験しましょう。

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ミシンはなぜレザークラフトに必要なのか

レザークラフトには、手縫いとミシンという2つのアプローチがあります。どうしてミシンがレザークラフトに欠かせないのでしょうか。

ミシンの利点

レザークラフトにおいてミシンを使うことにはさまざまな利点があります。まず第一に、ミシンを使うことで手作業よりも高い精度と効率性が得られます。手縫いでは難しい細かなステッチや均一な縫い目を簡単に実現することができます。また、手縫いでは時間と手間がかかる作業も、ミシンを使えば迅速かつ簡単に行うことができます。

さらに、ミシンを使うことで複雑なデザインの縫い目を均一に作ることができます。例えば、レザーバッグのようなデザインには多くのパーツがあり、それぞれのパーツを手縫いで縫うのは大変な作業です。しかし、ミシンを使えば短時間で一貫性のある縫い目を完成させることができます。

また、ミシンを使っての縫製は力の偏りや手の疲れを軽減することができます。手縫いでは力加減や角度によって縫い目がバラつくことがありますが、ミシンを使えば一定の力で一定の縫い目を形成することができます。そのため、長時間の作業でも手の負担を軽減することができます。

ミシンを使ったレザークラフトでは、手縫いでは難しい技術的な要素も取り入れることができます。例えば、ミシンにミシンガイドを取り付けることで直線縫いや曲線縫いを高い精度で行うことができます。また、ミシンのステッチ幅や縫い目の長さを調整することも可能です。

以上のような利点から、ミシンはレザークラフトにおいて必要不可欠な道具となっています。初心者から上級者まで、ミシンを使ってレザークラフトの楽しみをより一層広げることができるでしょう。

ミシンの選び方

次に、レザークラフト用のミシンの選び方について見ていきましょう。ミシンを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。

まず、耐久性が重要な要素です。レザーは固い素材であり、また縫い目には引っ張りや摩擦などの負荷がかかります。そのため、長期間使い続けることができる頑丈なミシンを選ぶことが大切です。耐久性のある金属製のボディや部品が備わっているものを選ぶと良いでしょう。

次に、機能性も重要なポイントです。レザークラフトにおいて、ミシンの縫製パターンや縫い目の調整が必要になることがあります。そのため、使いやすい縫い目調整機能やステッチ幅の調整ができるミシンを選ぶことが望ましいです。また、ミシンの針の交換や糸の取り扱いが簡単なものを選ぶと作業がスムーズになります。

さらに、使い勝手も重要なポイントです。ミシンのサイズや重さ、操作性などが使い勝手に影響を与えます。レザークラフトは狭いスペースでの作業が多いこともありますので、コンパクトなサイズのミシンが使いやすいでしょう。また、操作パネルやボタンの配置が直感的に分かりやすいものを選ぶと、作業がスムーズに進められます。

これらのポイントを考慮しながら、自分に合ったレザークラフト用ミシンを選ぶことが大切です。専門的な知識がなくても、上記のポイントを踏まえて比較検討すれば、自分にとって最適なミシンを見つけることができるでしょう。,

ミシンでの縫製準備

ミシンを使って縫製を始める前に準備するべき事項について解説します。

必要な道具

ミシンを使ったレザークラフト作業には、いくつかの必要な道具があります。ここでは、主な道具についてご紹介しましょう。

まず、ミシンの本体はもちろんですが、それ以外にも針や糸が必要です。レザー用の針は、レザーに縫い目を刺すために必要な特殊な形状をしています。また、糸もレザーに適した強度のあるものを選ぶことが重要です。通常の縫い糸ではなく、レザー専用の糸を選ぶことで縫い目の強度を確保することができます。

次に、レザーを固定するためのクリップやピンも必要です。レザーをしっかりと固定しておくことで、縫い目がズレたりレザーが傷ついたりすることを防ぐことができます。クリップやピンは、作業中のレザーやパーツを確実に固定するために役立つ道具です。

また、ミシンのステッチラインをマーキングするためのマーキングペンやチョークも必要です。レザーの表面に直接書いても残りにくい、水性または消せるタイプのマーキング用具を選ぶと便利です。また、レザーの色に合わせたマーキング用具を選ぶと、作業中に目立ちにくくなります。

その他、はさみやカッターナイフ、定規やメジャー、ハンマーや金槌なども必要な道具です。これらの道具は、レザーのカットや測定、パーツの形成などに使用します。正確な作業をするために、品質の良い道具を選ぶことが重要です。

以上が、ミシンを使ったレザークラフト作業に必要な主な道具です。これらの道具を揃えることで、スムーズな作業を行うことができます。初めてミシンを使う方は、まずは必要な道具を揃えてから作業を始めることをおすすめします。

作業環境の準備

作業環境の準備も、ミシンを使ったレザークラフト作業の重要なポイントです。以下に、作業環境を整えるためのアドバイスをいくつかご紹介します。

まず、作業スペースを確保しましょう。レザークラフト作業では、ミシンの他にも道具や材料が必要になることがあります。作業スペースが広くて整理されていると、作業効率が上がります。テーブルやデスクを使って、必要な道具や材料を配置し、余裕のあるスペースを確保しましょう。

次に、作業台の高さを調節しましょう。作業台の高さが合っていないと、縫製作業がしにくくなる可能性があります。作業台の高さは、自分の身長や作業に適した高さに調整しましょう。また、作業台の周りには余分なものを置かず、できるだけ整理整頓しておくことが大切です。

さらに、作業スペースの照明にも注意しましょう。レザークラフト作業では、細かい作業が多く行われますので、明るい照明が必要です。特に、ミシンの針穴と糸の通し目などを正確に見る必要がありますので、十分な明るさを確保しましょう。デスクライトやスタンドライトを使用して、作業スペースを十分に明るくしましょう。

また、身体的なサポートも大切です。長時間の作業では、姿勢や体勢が変わることがありますので、快適な姿勢を保つためにクッションや背もたれ、足元のサポートなどを活用しましょう。また、作業中に疲れたら適度な休憩を取り、体をリフレッシュさせることも忘れずに行いましょう。

以上が、作業環境の準備についてのアドバイスです。ミシンを使ったレザークラフト作業では、作業環境を整えることで作業効率が向上し、より快適な作業を行うことができます。作業前には、作業環境を整えることも忘れずに行いましょう。

レザークラフトミシンの基本操作

ここでは、レザークラフトミシンの基本操作について解説します。

糸の通し方

ミシン作業を始める前に、まずは糸の通し方を学びましょう。正しく糸を通すことが、縫製作業のスムーズな進行につながります。

まず、ミシンの糸巻きピンに糸を通します。糸巻きピンには通し穴がありますので、糸を下から通し、上に引き出します。糸を引くときは、少し余裕を持たせるようにしましょう。

次に、糸調子板の針板先端に糸を通します。針板は、ミシンの針の周りにある板状の部品です。穴に糸を通していきますが、針板が下向きになっていることを確認してください。糸を通す際には、しっかりと通るまで糸を引っ張ります。

続いて、下糸の通し方です。ミシンの下糸巻きピンに糸を通します。下糸巻きピンは、ミシンの下部にある小さなピンです。糸を通す際には、巻き糸が逆になっていないことを確認しましょう。糸を通してから、少し余裕を持たせながら糸を引いてください。

最後に、糸を引き出した下糸を上糸と重ね合わせます。重ねる際には、少し余裕を持たせて重ねるようにしましょう。糸がきつく絡まってしまうと縫いにくくなるため、注意が必要です。

以上が、ミシンの糸の通し方の基本的な手順です。糸を正しく通すことで、縫製作業が円滑に進行し、縫い目の美しさと強度が確保されます。初めてミシンを使う方は、手順を確認しながらゆっくりと行い、慣れてきたらスムーズに作業を進めることができるでしょう。

ミシンでの縫製方法

続いては、ミシンを使ってレザーを縫製する方法を詳しく説明します。正しい縫製方法を知ることで、美しい仕上がりと安定した縫い目を実現することができます。

まず、レザーをミシンの作業台に置きます。レザーをしっかりと固定するために、クリップやピンを使用しましょう。レザーがずれないように注意してください。

次に、針を下ろします。ミシンの操作パネルには、針の上げ下げを行うためのレバーやボタンがあります。縫い始める前に、針を下げることで始点を固定します。

縫い始める前に、スタート位置を確認しましょう。始点には少し余裕を持たせ、縫い始める際にも少し余裕を持った糸の長さを出すことがポイントです。また、始点から数センチほど進んでから本格的に縫い始めると安定した縫い目を作ることができます。

縫い始めたら、ゆっくりと一定の速度でミシンを進めていきます。レザーを引っ張りすぎず、また力を入れすぎず、均一な力で進めるように心掛けましょう。また、針穴周辺や縫い目の形を観察しながら進行し、必要に応じて微調整を行います。

終了点に近づいたら、縫い終わりを固定するためにバックステッチ(逆縫い)を行います。ミシンの操作パネルには、バックステッチを行うためのボタンやレバーがありますので、使い方を確認しておきましょう。バックステッチを行うことで、縫い目が安定し、ほつれることを防ぐことができます。

最後に、針を上げてレザーを取り出します。ミシンの操作パネルで針を上げることができますので、縫い終わったら針を上げて、レザーを取り出しましょう。

以上が、ミシンを使ってレザーを縫製する方法の基本的な手順です。作業前には操作パネルの使い方を確認し、まずは簡単な縫製から始めて慣れていきましょう。正確な縫製ができるようになると、レザークラフトのプロジェクトでも自信を持って取り組むことができるでしょう。

縫製のコツ

レザークラフトミシンを使った縫製のコツについてご紹介します。

均一な縫い目を作る方法

均一な縫い目を作るためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。以下に、均一な縫い目を作るための方法をご紹介します。

まず、針の穴と糸の通し目に注意しましょう。縫製する前に、針の穴がレザーにしっかりと刺さっていることや、糸の通し目が均等になっていることを確認しましょう。繊細な作業であるため、細かなズレやずれが均一な縫い目に影響を与えることがあります。

次に、ミシンの速度を調整しましょう。ミシンの速度を一定に保つことが、均一な縫い目を作るポイントです。速すぎると縫い目が乱れる恐れがあり、遅すぎると進行がスムーズになりません。慣れてきたら、自分の作業ペースに合わせて適切な速度を見つけてください。

縫製する際には、レザーの端から一定の距離を保ちながら縫っていくことも重要です。端から適切な距離を保つことで、縫い代や仕上がりのバランスが整うだけでなく、糸の引っ張りやずれを防ぐことができます。不均一な縫い目を避けるために、この距離を一定に保ちながら作業を進めましょう。

また、縫い目の方向や角度にも注目しましょう。縫製する箇所によっては、直線縫いや曲線縫い、斜め縫いなど、様々な方向や角度が必要です。縫う前に、作業する箇所の縫い目の方向や角度をイメージし、針を進める際にもそのイメージを持ちながら正確に進めていきましょう。

最後に、縫製作業中に糸の張り具合を確認しましょう。糸が緩すぎると縫い目がずれやすくなりますし、糸が強すぎるとレザーが歪んだり引っ張られたりする恐れがあります。均一な縫い目を作るためには、糸の適切な張り具合を保つことが大切です。

これらのポイントに注意しながら、均一な縫い目を作ることができます。初めてミシンを使う方は、慣れるまでゆっくりと丁寧に縫っていくことを心掛けましょう。時間をかけて作業を行うことで、より美しい縫い目を実現することができます。

複雑なデザインの縫製

複雑なデザインの縫製を行う際には、いくつかのテクニックを活用することが重要です。以下では、複雑なデザインの縫製におけるテクニックをご紹介します。

まず、デザインの複雑な部分を縫いやすくするために、事前に目印をつけることが有効です。例えば、クリップやテンプレート、テープなどを使って、縫うべきラインやマーキングポイントを明確に示すことができます。これにより、縫製中に迷うことなく、デザインの複雑な部分を正確に縫い進めることができます。

また、細かい曲線や細長いデザインの場合には、縫う方向を意識して進めることが重要です。特に、反対方向に進む曲線や細長い部分では、ゆっくりと針を進めながら、レザーを適切に誘導していくことが必要です。縫い始めの位置や方向を確認し、確実な手順でデザインを縫い進めましょう。

さらに、縫い目を調整するためにステッチ幅やステッチ長さの設定を活用しましょう。デザインの一部には細かいステッチや広いステッチが必要になる場合があります。ミシンの操作パネルからステッチ幅やステッチ長さを適切に設定し、デザインに合わせた縫い目を作ることができます。

また、デザインが重なる部分では、糸の色や素材を工夫することで、縫い目を目立たせずに仕上げることができます。糸の色や素材をデザインに合わせて調整し、縫い目をなるべく目立たないものにすることで、デザインの美しさが際立ちます。

これらのテクニックを駆使しながら、複雑なデザインの縫製に取り組むと、より緻密で美しい仕上がりを実現することができます。慣れるまでゆっくりと作業を進め、手順を確実に守りながら丁寧に縫っていきましょう。複雑なデザインの縫製に挑戦することで、より高度な技術を身につけることができます。

問題解決ガイド

レザークラフトミシンを使っていると起こる可能性のある問題とその解決法について詳しく解説します。

糸が切れる、ほつれる

ミシン作業中に糸が切れたりほつれたりすることがありますが、そのような問題にも対処する方法があります。以下では、糸が切れる場合やほつれる場合の対処法をご紹介します。

まず、糸が切れた場合は、まずミシンの糸をチェックしましょう。糸の端がノットで結ばれている場合は、糸が解けている可能性があります。その場合は、ノットを解いて糸を引き出し、新たに糸を通すことで糸が切れないようにしましょう。また、糸が切れやすくなる原因として、糸の張り具合が不十分であることが挙げられます。ミシンの糸テンションを調整し、適切な張り具合にすることで糸切れを防ぐことができます。

続いて、糸がほつれてしまった場合の対処法です。糸がほつれてしまう原因は、針穴や縫い目の間隔にレザーが引っかかってしまうことや、糸の張り具合が不均一であることが考えられます。まずは、針穴や縫い目の周辺にレザーが引っかかっている部分がないかを確認しましょう。引っかかっている場合は、針を抜き取り、レザーを解放してから再度縫い始めます。また、糸の張り具合を均一に調整することも重要です。糸テンションを確認し、均一に糸が引かれているかを確認しましょう。必要に応じて糸テンションを微調整することで、糸ほつれを防ぐことができます。

以上が、糸が切れたりほつれたりする場合の対処法です。ミシン作業中にこれらの問題が発生した場合は、焦らずに対処しましょう。正確な手順を踏みながら問題に対処することで、糸の切れやほつれを最小限に抑え、スムーズな縫製作業を続けることができます。

レザーが食い込む、滑る

ミシン作業中に、レザーが食い込んでしまったり滑ってしまったりすることがありますが、それらの問題にも対処する方法があります。以下では、レザーが食い込む場合や滑る場合の対処法をご紹介します。

まず、レザーが食い込む場合は、針の種類や太さを確認してみましょう。レザーの種類や厚みによって、適切な針の選択が重要です。通常、厚手のレザーには太めの針を使い、薄手のレザーには細めの針を使うと良いでしょう。また、レザーが食い込む問題が続く場合は、切削力の強い針や糸を使用してみることも検討してください。

次に、レザーが滑ってしまう場合は、レザーをフィーダー(送り歯)でしっかりと押さえることが重要です。ミシンのフィーダーを適切にセットし、レザーをしっかりとフィーダーに当てながら進めましょう。また、レザーの表面に滑り止めをつけることで、滑りを防止することもできます。例えば、マスキングテープや滑り止めシートを使って、ミシンの下に敷くなどの対策があります。

さらに、レザーが滑る問題には、ステッチ長さを調整する方法もあります。ステッチ長さを短くすることで、縫い目同士がより密になり、レザーが滑りにくくなります。ただし、ステッチ長さを短くしすぎると、糸が密集しすぎてレザーが引っ張られることがあるため、適度な長さを見極めることが重要です。

以上が、レザーが食い込んだり滑ったりする場合の対処法です。問題が発生した際には、焦らずに対処しましょう。適切な針や糸の選択、フィーダーの調整、滑り止めの使用などを工夫することで、作業効率を向上させながら滑らかな縫製を行うことができます。

マンテナンスと保管

レザークラフトミシンの正しい保管方法と定期的なマンテナンスについて説明します。

定期的なメンテナンス

レザークラフトのミシンを長く良い状態で使用するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。以下では、ミシンの定期的なメンテナンス方法についてご紹介します。

まず、糸のクリーニングを行いましょう。作業中に糸くずやほつれがミシン内部にたまることがありますので、糸のクリーニングは重要です。ミシンの取扱い説明書を参考に、糸の通り道やテンションディスクなどを掃除することで、スムーズな糸の通りと正確な縫製を維持することができます。

次に、ミシンの油やグリスアップを行いましょう。ミシンのパーツには一定の摩擦が生じますので、定期的な注油やグリスアップによって潤滑性を保つことが重要です。取扱い説明書に従って、適切な潤滑油やグリスを各部に塗布しましょう。これにより、ミシンの作動がスムーズになり、異音や摩耗を抑えることができます。

さらに、針の交換も定期的に行いましょう。針は繰り返しの使用やレザーとの摩擦により劣化しますので、鈍くなった針を使用すると縫製品の品質が低下します。ミシンの針交換方法を把握し、定期的に新しい針に交換することで、美しい縫製と正確な縫い目を維持することができます。

最後に、ミシンの動作確認を行いましょう。ミシンの各機能や調整が正常に作動しているかを定期的に確認することが重要です。ステッチ幅やステッチ長さ、糸テンションなどの設定を適切に行い、縫製時に問題のない動作を確認しましょう。異常を感じた場合は、専門家に相談することも検討してください。

以上が、ミシンの定期的なメンテナンス方法です。定期的なメンテナンスを行うことで、ミシンの性能と耐久性を維持することができます。手入れを怠らず、大切なツールであるミシンをいつも最高の状態で使い続けましょう。

ミシンの保管方法

ミシンを長期間保管する場合は、適切な保管方法を実践することが重要です。以下では、ミシンの保管方法についてご紹介します。

まず、ミシンを保管する前に、清掃とメンテナンスを行いましょう。糸のクリーニングや注油、針の交換など、前述した定期的なメンテナンスを行ってください。これにより、ミシンがクリーンな状態で保管され、次回の使用時にも問題なく作業を行うことができます。

次に、ミシンを埃や湿気から守るために、適切なカバーを使用しましょう。ミシンカバーや布製のカバーをかけることで、ミシンを埃や直射日光から保護することができます。また、保管場所が湿気の多い場所である場合は、湿気対策として湿気吸収剤などを一緒に保管することもおすすめです。

さらに、ミシンを保管する場所は温度と湿度の管理が重要です。極端な温度や湿度の変化は、ミシンに悪影響を及ぼす可能性があります。ミシンの取扱い説明書に記載されている保管条件に従い、安定した温度と湿度が維持される場所を選びましょう。

最後に、長期保管の場合は定期的な点検と動作確認を行いましょう。ミシンの状態を把握するために、一定の間隔でミシンを点検し、正常に動作することを確認しましょう。異常を感じた場合は、専門家に相談することが重要です。

これらの保管方法を実践することで、ミシンの性能と耐久性を保つことができます。大切なツールであるミシンを適切に保管することで、いつでも最高の状態で使用することができます。

ミシンを使ったレザークラフトプロジェクトアイデア

これまでに紹介した知識を活かして、ミシンを使ったレザークラフトのプロジェクトアイデアを提供します。

初心者向けのプロジェクト

ミシンを使った初心者向けのレザークラフトプロジェクトには、いくつかの魅力的なアイデアがあります。以下では、初心者におすすめのプロジェクトをご紹介します。

まずは、シンプルなバッグ作りから始めるのがおすすめです。小さなポーチやトートバッグなど、基本的な形状のバッグを選ぶと簡単に作ることができます。必要なパーツをカットし、ミシンで縫い合わせるだけで完成です。バッグにはポケットを追加するなど、オリジナリティを出すこともできます。

次に、アクセサリー作りも初心者におすすめです。例えば、レザーブレスレットやキーカバーなど、小さなアイテムから始めることで、縫製技術を習得することができます。ベーシックなデザインでも、レザーの質感やカラーにこだわることで個性的なアクセサリーに仕上げることができます。

また、小物入れやコースターなど、日常生活で使えるアイテムを作るのもおすすめです。シンプルな形状でありながら、レザーならではの風合いや高級感が演出できます。自分用や贈り物として活用できる小物が多くありますので、好みのデザインを選んでチャレンジしてみましょう。

初心者向けのプロジェクトでは、基本的な縫製技術を学びながら、自分のアイデアやセンスを存分に発揮することができます。簡単なプロジェクトから始めて、少しずつ難易度を上げていくことで、ミシンを使ったレザークラフトの楽しさを体験していきましょう。

中級者~上級者向けのプロジェクト

中級者から上級者向けのレザークラフトプロジェクトでは、より複雑で技術的な要素を取り入れることができます。以下では、そのようなプロジェクトのアイデアをご紹介します。

一つ目は、ウォレットやカードケースの作成です。中級者以上の技術を要するプロジェクトでありながら、実用性の高いアイテムです。レザーステッチやエッジ処理を行いながら、スリムで洗練されたウォレットやカードケースを作り上げることができます。

次に、ベルトの作成が挙げられます。ベルトはフィット感や耐久性が求められるアイテムであり、技術や正確な測定が必要です。専用のベルトバックルやステッチのデザインにこだわることで、オリジナリティ豊かなベルトを手作りすることができます。

また、バッグの制作も上級者向けのプロジェクトと言えます。トートバッグやショルダーバッグなど、デザインや構造にこだわりながら、ハンドルやファスナーなどの付属品の取り付けも行います。手持ちのバッグのデザインを元にアレンジすることで、オリジナルのバッグを作成することも可能です。

中級者から上級者向けのプロジェクトは、より高度な技術や忍耐力を必要としますが、完成した時の達成感と満足感は格別です。自身の技術を試し、ユニークで個性的なレザーアイテムを作り上げることで、独自のスタイルやクラフトマンシップを追求してみましょう。

まとめ

この記事で学んだ全ての要点を簡潔にまとめ、次のステップを示します。

レザークラフトミシンでの楽しみ方

レザークラフトミシンを使うことで、さまざまな楽しみ方が広がります。ミシンを活用することで、手縫いでは難しい細かなデザインや複雑な縫い目を簡単に実現することができます。また、ミシンを使えば作業効率も高まり、より多くのプロジェクトに取り組むことができます。自分のアイデアやクリエイティビティをミシンを使って表現し、オリジナリティのあるレザーアイテムを作り上げることができます。さらに、ミシンをマスターすることで、レザークラフトの技術をより深く理解し、他のミシンレザークラフト愛好者との交流や情報共有も楽しむことができます。自分自身のスキルやクリエイティブな可能性を追求しながら、レザークラフトミシンを使って楽しみましょう。

次の一歩

レザークラフトミシンを使いこなせるようになったら、次に試してみるべきことをいくつか提案します。まずは、より複雑なデザインや高度な技術を取り入れたプロジェクトに挑戦してみましょう。例えば、レザーアクセサリーの中には、刺繍やパターンを縫い込むことができるものもあります。また、より大きなサイズや複数のパーツから成るバッグなどの制作にもチャレンジしてみてください。さらに、異素材との組み合わせやレザーの染色に挑戦することもオススメです。自身のスキルを向上させるためにも、新たな技術やデザインに取り組むことは重要です。また、ワークショップやコミュニティイベントへの参加も考慮してみましょう。他のクラフト愛好者たちと意見交換したり、新しいアイデアを得たりすることで、レザークラフトの世界をもっと深く楽しむことができます。次の一歩を踏み出し、自身の技術とクリエイティビティをさらに高めていきましょう。

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