経年変化を分かち合う

query_builder 2024/10/10
レザークラフト お客様作品
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当店のレザークラフト部門では、手縫い向きの革を求める方が大半です。

特に選ばれる事が多いのは、植物のタンニンで鞣した革。 糸目のステッチが整いコバを磨いて処理出来るので手縫い仕立てが綺麗です。

そして、使用していくにつれ経年変化する楽しさ。


 Mさんが製作されてから3年たったカバの革のお財布。

お財布の下が原皮の色です。 タンニン鞣しではありませんが、強さと粗さが魅力のエキゾチックレザーです。 カバは表面がヌバック風に起毛しているタイプの革ですが、使っていく上で毛が寝てきてツヤを増します。

薄茶色から深い焦茶色へと変化する様は、1年前に見せていただいた時よりもさらに深みを帯び、それがとても良いアジを出していることに驚きました。 革の表皮にダメージを感じられず、大切に育っていました。


 お次は半年前にイタリアのタンニン鞣し革でランドセル型リュックを作ったSさんが見せてくれた経年変化。鮮やかなターコイズブルーが落ち着いた深いブルーへと育ち、少しづつツヤが出てきている様子を見せて下さいました。

間違いなくSさん唯一無二のモノへと変化しています。


皆さんの作品の経年変化を見せていただく時、革の販売に携わる私たちにとっては至福の時と言えるでしょう。 私たちが販売した革がお客様の許で育つ様は、成長する生き物を愛でる感覚と同じなのかもしれませんね!

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(有)いづみ恒商店(レザークラフト 生地染色材料)

住所:福岡県福岡市博多区奈良屋町9-20

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